為替ってなんだ?
為替というと、円を売ってドルを買うというような通貨と通貨を交換することを連想する方が多いと思いますが、必ずしもそういう意味ではなにのです。
為替の起源を遡ると、古代バビロニアや古代エジプト、8世紀のイスラム帝国、日本では江戸時代にまで遡りますが、一言で為替とはなにかというと、「現金輸送を伴わない決済」ということができます。
たとえば、大阪に住む太郎さんが、東京に住む次郎さんに100万円を送りたいとします。
これを普通にポストに入れて送る人はいませんよね?
そうです。危険だからです。
昔もそうです。現金をそのまま輸送するのはリスクが大きいのです。
ですので、できるだけ現金をそのまま輸送することなしに離れた地域同士でも決済の取引ができるように考えられた仕組みが「為替」です。
先ほどの例でいくと、太郎さんが100万円を東京の次郎さんに送るときには、銀行に行って100万円を振り込みます。
それを銀行は100万円をそのまま輸送しているわけではありませんよね?
東京の次郎さんに「100万円を受け取る権利を与えるだけ」です。
次郎さんは東京にある銀行から100万円を受け取って、無事に100万円の取引ができたわけです。
この仕組みを為替と言います。
で、これが通貨の異なる国をまたがるとどうなるか?
東京の次郎さんが100万円をアメリカに住むナンシーさんに送るとします。
アメリカに送るとなると通貨が変わってドルになるので、100万円を同じ価値程度のドルに交換しないといけません。
このときに使われる交換の比率を「為替レート」といいます。
為替レートが、1ドル100円だとすると、100万円は1万ドルになります。
ちなみに為替レートは常に変動しているので、今日は1万ドルだったのに、明日になると9800ドルになっちゃったってこともあります。
こういう風に国をまたがる為替の取引を「外国為替」といい、先の例の国内の為替の取引を「内国為替」といいます。