一番大事な逆指値注文(ストップ注文)
指値注文が、「できるだけ安く買って、高く売るための注文方法」だとすれば、逆指値注文は現在のレートより「価格が下がったら売る」「価格が上がったら買う」というように、指値注文とは逆の注文を出す方法です。
儲けるためには、安く買って高く売るというのが商売の基本ですが、なぜこんな「価格が下がったら売る」「価格が上がったら買う」一見矛盾した注文方法法が必要なのでしょうか。
理由
1,損失を最小限に食い止める
2,利益を確定させる
3,相場のトレンドに乗る
1,損失を最小限に食い止める
たとえばこれからドルが上がると予想して、1ドル115円で1万ドルを指値で注文したとしましょう。
その後予想通り、ドルが上がればいいですが、予想に反してドルがどんどん下がっていってしまったとします。
1ドル114円・113円・112円とどんどん下がっていって、110円まで下がってしまうと、差額5円の損害が出てしまいます。
で、普通の人はここで損切りが出来ません。もう少し待てば回復するのでないかと考えてしまうのですね。
で、最悪の場合強制ロスカットです。
そうならないためにあらかじめ「損失は1円までで抑えたい」というように受け入れられる損切りラインを決めておいて、その注文を先に出しておきます。
つまり1ドル115円の指値注文で買った時点で、1ドル114円まで下がったら売りという逆指値注文を出しておきます。こうすることで万一、予想が外れて相場が逆に動いてしまったとしても損失は最小限に抑えることができます。
こういう注文をストップ・ロス注文といい、リスク管理の基本的な手法です。
2,利益を確定させる
これは上記の損失を最小限に食い止める場合と逆の場合で、ある程度以上の利益を確定させるための注文方法です。
たとえばこれからドルが上がると予想して、1ドル115円で1万ドルを指値で注文したとしましょう。
その後、予想が当たり、1ドル120円まで値上がりしたとします。
ここで投資家の心理としては、「まだ上がるのか、それともそろそろ下がるのか。いつ売ればいいのか。」ですね。
そこで逆指値注文を使い、1ドル120円まで値上がりしたときに1ドル119円に下がったら売りという注文を出しておけば、もし1ドル120円から下がってしまっとしても、4円の利益を確定させることができるわけです。
3,相場のトレンドに乗る
上記の2種類のパターンはどちらも相場のトレンドに乗るための手法です。
トレンドとは、相場の方向とか流れとかみたいな意味で、相場って言うのは一度その方法に動き出すと1方向に動いていく性質があります。
どういうことかというと、値上がりしていくとどんどん値上がりしていく、値下がりしていくとどんどん値下がりしていくという風に波があるんですね。
そこで、レートが1ドル115円のときに、その後トレンドがどちらに動くかを判断して逆指値注文を出しておくわけです。
1ドル116円になれば、その後上昇トレンドになりもっと価格は上がっていくはずと判断して買い注文を出す。
逆に1ドル114円になればそのご下降トレンドになり、もっと価格が下がっていくと判断して売り注文を出す。
こうしたことが逆指値注文をうまく使うことでできるようになります。